英会話上達は、読むことから始めよう!

語順で読めるようになることが英会話上達への近道です「語順読みで洋書読破 英文 読み方教室」講師 MichiのBlogへようこそ

映画を見るだけ

という英語教材があるそうですね。

何度も繰り返し同じ映画を見て、

英語で聞いていれば、

リスニングの練習になる、

フレーズも覚えられる、

ということですが。

 

これ、どう思います?

 

こんにちは

和訳しないで語順で読む

「英文読み方教室」

講師のMichiです。

 

同じ映画を繰り返し見て

覚えられるのは、

「同じものを聞けるようになること」

だけです。

一緒に和訳の字幕を見ていれば、

「そのストーリーが英語でわかる」

くらいにはなれますけど。

 

同じ映画を繰り返し見て

覚えられるフレーズは、

「その映画に出てくるフレーズ」

だけです。

 

しかもそのフレーズたち、

実際あなたが会話をしている

場面で、使えると思いますか?

 

どなたかと会話をしていて、

同じようなシチュエーションが出てきたとして、

そこで、さっとそのフレーズが出てくると思います?

 

うまく言えたとして、果たして相手から帰ってくる言葉は、

映画と同じだと、思います?

 

 

同じ映画を繰り返し見るだけで練習できるリスニング、

覚えられるフレーズ、というのは、

「その映画に対してだけ有効」と言えます。

 

 

特に昔の名画などは、

発音、フレーズ、共に

少々古臭いものが多く、

その映画の発音に慣れたと思い、

いざ、その映画で覚えたフレーズで、たとえばアメリカ人に話しかけてみたら、

あなたの発音を聞き取ってもらえたとしても、

相手から返ってきた言葉が、とても同じ言語とは思えないくらい発音が違っていて

面喰らい、一気に英語に自信を無くすこと請け合いです。

 

名画に使われているフレーズは、通じないことはないですが、

現代に生きる英語圏の人たちにとっては、

「おばあちゃんと話してるみたい(笑)」ってなります。

 

(実際、映画ではないですが、私は「くまのプーさん」をオリジナルで読むのが大好きで、もちろんストーリーも好きですが、何が1番好きって、プーさんたちの会話が、「イギリスのおばあちゃんたちの会話」みたいで、とてもかわいいところなんです。この物語は、初版が1926年なので、言葉使いが相当古いんです。現代のおばあちゃんたちくらいしか使わない喋り方で、プーやピグレットがお話をしているのは、本当にかわいらしいです。)

 

また、そのような教材には、きっちりと和訳された字幕がついていると聞いたのですが、これで、リスニングを習得できたと思い、ほかの映画にもチャレンジしたとしても、

そこに出る字幕は

「人が、映画を観ながら十分に読める長さ」

に調整してあるので、

完全な和訳、ということはほとんどありません。

かなりの意訳、時には全く間違っているもの(意図的に全く違う言葉を充てて、より日本人にわかりやすいような雰囲気を出したりすることも含め)もあることは、映画好きの方ならご存じかもしれません。

(英語を聞き取れない人が洋画を観る場合、ストーリーや会話の内容を、より正確に知りたければ、吹き替えでも見てみることをお勧めします。吹き替えの場合も、意訳、誤訳はありますが、情報量としては、字幕よりも、うんと多いので、より正確に近くなっています)

 

というわけで、このような教材は、

教材に使われている映画が

大好きで大好きでたまらなく、

その映画を字幕なしで観られるようになりたい人にはたいへんお勧めです。

 

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