英会話上達は、読むことから始めよう!

語順で読めるようになることが英会話上達への近道です「語順読みで洋書読破 英文 読み方教室」講師 MichiのBlogへようこそ

英英辞典を読み物として、いかが?

こんにちは

 

語順読みで洋書読破

「英文読み方教室オンライン」

 

講師のMichiです。

 

 

さて今日は、英英辞典について少し。

 

英語学習初心者にとっては

ちょっとハードルが高いかな、

と思われるかもしれませんが、

少しReadingに慣れてきたら

読み物としてお勧めです。

 

辞書の説明文は短いので、

まだ、一文が長文の文章に慣れていない人には、

恰好の読み方練習教材として使えます。

 

もちろん辞書として使うこともできますが、

ぺラッとページを開けて、

知っている単語を読んでみると、

その単語をどのように説明しているか

読み物として結構面白いです。

 

私は

Paperback Oxford English Dictionary 7/E

(画像をクリックするとAMAZONに飛びます。

用例は載っていませんがお手軽な辞書としておすすめします)

 

この辞書を使っているのですが、

パラパラめくっていたら

たまたま

CAT

が目に留まりました。

 

その説明は

a small furry mammal that is kept as a pet.

(小さくて、毛に覆われてふわふわの哺乳類でペットとして飼われる)

 

ということで、

まあ、ネコだな、と思いましたが、

じゃあ、イヌは?

イヌだって、

smallじゃないのもいますけど、

だいたい同じじゃないですか。

 

で、

DOG

調べてみました。

 

a four-legged meat-eatinng mammal, kept as a pet or used for work and hunting.

(四足で肉食の哺乳類、ペットとして飼われる、または労働や狩猟に使われる)

 

となっており、

差別化を図るために、なかなか苦肉の策だな、と思ったのですが、

イヌとネコの差に、なーんか違和感がある。

 

特に

furry…

どっちも毛が生えてふわふわだよ?

なんかイヌはかちかちに堅そうだよ?

 

気になったので、国語辞典でも調べてみたのですが、

(家に大人用がなかったので小学生用の辞書です)

 

ねこ:人に飼われてかわいがられる動物。ネズミを捕る。

いぬ:人に飼われる動物で、家の番をしたり、猟などにも使われる。

 

…もしかしてfurryは、

暗に「可愛い」という意味合いを込めているのではないか…。

確かに猫は、毛を撫でられ、可愛がられるのだけが仕事です。

 

家には猫と犬、両方いて、同じようにかわいがっているので

甚だ理解しかねますが(笑)

犬との差別化を図るために、でも、日本の辞書のように

あからさまには表現しないための

furryではないのか、と思いました。

 

本当はfluffy(フラッフィー;ふわふわして、かわいらしいの意が含まれる)が使いたかったんだけど、あまりに差別しすぎだから堪えたのかな、とか考えると更に笑えます。

 

そんなことが面白く感じられる方には、ぜひおすすめです、英英辞典。

 

また、この例では日英同じような表現ですが、

文化や考え方の違いから、日本人の感覚とはちょっと違う説明がされているのを発見したり、

和製英語の間違いや、意外な日本語が英製日本語として使用されている(そしてこれも、ちょっと間違って使われていることがある)のに気づくこともあるでしょう。

 

 

 

最初は

Junior Illustrated English Dictionary and Thesaurus (Illustrated Dictionary & Thesaurus)

(画像をクリックするとAMAZONに飛びます)

 

子供用のこんな辞書がわかりやすくて面白いと思います。

 

最初から難しそうな辞書を購入してしまうと、

読む気、使う気がそがれてしまうので、

このような、絵も入った辞書で、

説明に、知っている単語が多く使われているものがおすすめです。

 

また、こちらの辞書は類語辞典にもなっていますので、

語彙を増やす目的でもオススメできると思います。

 

秋の夜長、英英辞典を読んで、クスクス笑うのもいいかもしれません(笑)

 

 

では、またお会いしましょう。