英英辞典を読み物として、いかが?
こんにちは
講師のMichiです。
さて今日は、英英辞典について少し。
英語学習初心者にとっては
ちょっとハードルが高いかな、
と思われるかもしれませんが、
少しReadingに慣れてきたら
読み物としてお勧めです。
辞書の説明文は短いので、
まだ、一文が長文の文章に慣れていない人には、
恰好の読み方練習教材として使えます。
もちろん辞書として使うこともできますが、
ぺラッとページを開けて、
知っている単語を読んでみると、
その単語をどのように説明しているか
読み物として結構面白いです。
私は
(画像をクリックするとAMAZONに飛びます。
用例は載っていませんがお手軽な辞書としておすすめします)
この辞書を使っているのですが、
パラパラめくっていたら
たまたま
CAT
が目に留まりました。
その説明は
a small furry mammal that is kept as a pet.
(小さくて、毛に覆われてふわふわの哺乳類でペットとして飼われる)
ということで、
まあ、ネコだな、と思いましたが、
じゃあ、イヌは?
イヌだって、
smallじゃないのもいますけど、
だいたい同じじゃないですか。
で、
DOG
調べてみました。
a four-legged meat-eatinng mammal, kept as a pet or used for work and hunting.
(四足で肉食の哺乳類、ペットとして飼われる、または労働や狩猟に使われる)
となっており、
差別化を図るために、なかなか苦肉の策だな、と思ったのですが、
イヌとネコの差に、なーんか違和感がある。
特に
furry…
どっちも毛が生えてふわふわだよ?
なんかイヌはかちかちに堅そうだよ?
気になったので、国語辞典でも調べてみたのですが、
(家に大人用がなかったので小学生用の辞書です)
ねこ:人に飼われてかわいがられる動物。ネズミを捕る。
いぬ:人に飼われる動物で、家の番をしたり、猟などにも使われる。
…もしかしてfurryは、
暗に「可愛い」という意味合いを込めているのではないか…。
確かに猫は、毛を撫でられ、可愛がられるのだけが仕事です。
家には猫と犬、両方いて、同じようにかわいがっているので
甚だ理解しかねますが(笑)
犬との差別化を図るために、でも、日本の辞書のように
あからさまには表現しないための
furryではないのか、と思いました。
本当はfluffy(フラッフィー;ふわふわして、かわいらしいの意が含まれる)が使いたかったんだけど、あまりに差別しすぎだから堪えたのかな、とか考えると更に笑えます。
そんなことが面白く感じられる方には、ぜひおすすめです、英英辞典。
また、この例では日英同じような表現ですが、
文化や考え方の違いから、日本人の感覚とはちょっと違う説明がされているのを発見したり、
和製英語の間違いや、意外な日本語が英製日本語として使用されている(そしてこれも、ちょっと間違って使われていることがある)のに気づくこともあるでしょう。
最初は
(画像をクリックするとAMAZONに飛びます)
子供用のこんな辞書がわかりやすくて面白いと思います。
最初から難しそうな辞書を購入してしまうと、
読む気、使う気がそがれてしまうので、
このような、絵も入った辞書で、
説明に、知っている単語が多く使われているものがおすすめです。
また、こちらの辞書は類語辞典にもなっていますので、
語彙を増やす目的でもオススメできると思います。
秋の夜長、英英辞典を読んで、クスクス笑うのもいいかもしれません(笑)
では、またお会いしましょう。